毎月、看護協会から協会ニュースが発行されます。
今年は、6年に一度の診療報酬・介護報酬・障害者福祉サービス等報酬の同時改定です。5月の協会ニュースに、1番気になっていた給料アップのことが書いてあったので、見逃せません。
私も6月から給料アップ、気になる金額は…?
【2022年2月〜9月】4,000円/月アップ
「地域でコロナ医療など一定の役割を担う医療機関に勤務する看護職員」を対象に、第一段階として2022年2月〜9月に国の補助金で4,000円/月給料アップしました。
【2022年10月〜2024年5月】約10,000円/月アップ
2022年診療報酬改定で、「看護職員処遇改善評価料」が新設され12,000円/月相当アップ。
しかし!これは、救急医療などを行う一部の病院が算定できるものだったため、働く看護師の1/3のみが対象だったんです。
私は、ありがたいことに対象だったので、院内でのルールが決まり約10,000円/月給料アップしました。
皆、一生懸命働いてるのに、こんなのおかしいですよね…。
「働く全ての看護師に対して賃上げが必要!」と、声を大にして国に訴えてくれた結果、今年の診療報酬改定で「ベースアップ評価料」の新設につながりました。
2024年度診療報酬改定
令和6年度診療報酬改定の主なポイント
- 賃上げ・基本料等の引き上げ
- 医療DXの推進
- ポストコロナの感染対策推進
- 同時報酬改定における対応
- 外来医療の機能分化・強化等
- 医療機能に応じた入院医療の評価
- 質の高い訪問診療・訪問看護の確保
- 重点的な分野における対応
- 医療技術の適切な評価
私が1番気になるのは…やっぱり賃上げです。
国は、医療関係職種の賃上げ「2024年度に2.5%の賃金アップ、さらに2025年度に2.0%の賃金アップ」を達成しようと目標を掲げました。
2024年度診療報酬改定では、医療従事者の人材確保や賃上げのための「ベースアップ評価料」により2.3%を目途とした賃上げが実施、6月より算定が可能となります。
対象職種やベースアップ額は、施設ごとの判断に任せて決められます。
つまり、どこまでが対象職種に含まれるか、職種間でのベースアップ額に差がつけられるかは、それぞれの勤務先によって変わってくるんです。
また、そもそもベースアップ評価料を算定するかどうかも病院や施設次第。
えぇ⁉︎何それって感じですよね…😰
ベースアップ評価料の収入だけでは、目標としている2.3%賃上げはできません。それ以外の収入や賃上げ促進税制などを組み合わせて、やっと2.3%賃上げに近づくイメージ。
介護保険の利用が多い訪問看護ステーションでは、診療報酬による収入が限られており、職員2.0人未満の医療機関はベースアップ評価料の算定対象外になっているので、働く全ての看護師が賃上げできたわけではないんです。
「2.3%の賃上げ」ではなく、「2.3%を目途とした賃上げ」…なんとも、巧みな言葉の言い回し。期待していた金額とは言い難いけど、積極的にベースアップ評価料を使ってねみたいなかんじですね。
【2024年6月〜】7,000円/月アップ
そして、私の職場でも院内のルールが決まり7,000円/月のベースアップに決まりました〜!
本来であれば事務職員さんは対象外ですが、私の勤務先では事務職員さんもベースアップの対象に入っています🙌皆、平等に給料アップして本当に嬉しいなって思います。
4,000円→約10,000円のベースアップ。年間にすると、約5万円→約12万円のベースアップは大きかったなって思います。
6月の給料から、約10,000円にプラス7,000円アップなのかな?年間にすると、約12万円→約20万円のベースアップ?とにかく、6月の給料明細を見るのが、今から楽しみです。
仕事のやりがいは、給料だけじゃないけど…。やっぱりモチベーションにつながりますね。
それではまた、明日もいい日になりますように。
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